エドワード・シェリフ・カーティスといえば、アメリカインディアンの肖像写真などで有名ですが、彼はアラスカも訪れてヌニヴァック島やノアタック周辺のエスキモーも撮影しています。私も写真家を志す以前から彼の名と作品を知っていました(大学で受講した人類学、言語学などの授業では、必ず彼の名前や功績、写真やフィルムが紹介されました)。
現在は、彼が生きた時代とは社会(先住民社会も含め)も写真も大きく変化したところがあり、私自身も”彼のような作品”を写すことよりも、”自分が生きるいま現在”を写すことを常に考えてきましたが、やはりカーティスの作品は心のどこかで意識し続けてきたように感じます。私自身の作品が彼の作品と同時に展示されることは夢にも思ったことはなく、このような機会に恵まれたことを大変光栄に思います。
サルダール=アフカミ氏の作品は、今回が日本初の発表となります。中判カメラで撮影して拡大ネガから大きなサイズのプラチナプリントを制作されているそうですが、中判の機動性を生かした独自の作品を見ることができるのは、いまから楽しみです。
この写真展にあわせ、東京でプリイベントの開催も予定されています。
詳細が確定次第、このブログでもお知らせします。