Jan 16, 2012

ブックマット作製



作品が海を渡ることになったので、ブックマットに写真をおさめた。
私のプラチナプリントのイメージサイズは8x10インチで、決して大きくはない。それゆえにマットの大きさとのバランスが大切であり、マットを施してようやく作品として完成すると考えている。

初めて個展を開催したときは業者が16x20インチの額飾を扱っていなかったので、40点近くの作品を自分でマットカッターを使って窓抜きもして額飾をしたものだった。そのときの経験で、きれいな直線や直角を出すことがいかに難しいか嫌と言うほどわかったので、いまは窓抜きだけはプロに頼んでいる。

ヒンジの取り付けや作品の固定を久しぶりにやったが、それでも正確な位置決めなどで気が張って相当疲れる作業だと再認識した。でも作業しているあいだに、あっという間に時間が過ぎ去り、これほどモノゴトに集中できたことも久しぶりな気がして、なかなか素晴らしいことだと思った。そう言えば、子供のころに河原でよくスケッチをしていて、あっという間に時間が過ぎ去って行ったのと、まったく同じ感覚だ。

仕上がった作品を送り出すのは、まるで我が子を旅に出すような気持ちだ。Bon Voyage !